

“ステージ上”での発表に向けては、子どもたちを中心にどう取り組んで行けば・・・?というのは、正直私もここ数年悩んでいました。
ですが改めて、『この活動を通して子どもたちの何を育てたいか』を大切に、『今この力が育っている子どもたちだから、これも任せてみよう』という子どもたちへの信頼感を持って、今までよりたくさんのことを子どもたちに決めてもらった今年の歌の会。
今までは『自分の楽器』だけを決めていたのが、『どんな歌が好き?』『自分は何をしたい?歌と楽器、どっちが好き?』『楽器をするなら/歌を歌うならどこで歌おう』『準備、片付け、お知らせ、プログラム・・・自分たちでどこまでやれるか』。
子どもと一緒にそんな問いかけを繰り返して、話し合って思いを伝え合ううちに、子どもたちもどんどん「自分たちのうたの会だ」という思いを持ってくれる子も増えてきて、年長さんたちは「プログラムをかこう」「ポスターでしらせよう」「いつからはりだす?げつようから?まえのひ?」と、取り組みも深まってきました。
ステージ上の見える部分だけが子どもの勇姿ではなく、こういった日々の積み重ねこそが子どもの成長なのだろうなと思います。
