きょう・きのう・おととい・・・ （園のせいかつ）
» 2020年7月

園では幼稚園（1号）さんが夏休みに入っていますが、保育園さんや利用希望の幼稚園児さんもたくさん。
幼児の先生は今年度初になった対面懇談をしながら、登園している子どもたちの保育。今日の年中さんは蒸し暑い中、裸足で泥んこ遊びやシャボン玉遊びをしていました。
砂場に水たまりをつくり、周りに砂を寄せて上手に囲っている子に、「これなに？」と聞くと「かざん！！」との返事。
たった3文字で、その子の興味のあること・好きなもの・知識の幅・表現力が垣間見えた瞬間でした。これだから子どもの遊びは面白い。

1歳児さんの水遊び。普段は砂遊びで使う立ちタライに水を入れて遊びました。
地面に置くのと違い、背中を丸めて縮こまらず遊ぶことができるので1歳児さんにぴったり。みんな集中して水の感触を楽しんでいました。
手作りペットボトルシャワーは使い方を教えなくても見様見真似ですぐ遊べるようになり、ザルやコップでお水をすくっては流し、水分補給もはさんでたっぷり遊んだ後は、ついでに収穫したキュウリを大事そうに持ってお部屋に帰っていきました。

昨日は暑かったですね。
園では、夏の暑い日は黒球のついている熱中症指数計というものを使って安全を確認しています。昨日も日陰は涼しく、日よけのある砂場で子どもたちが遊んでいました。
先生がシャワーをミストにして木に括り付け、「見て、虹がでてるよー」と言うと、見えている子も見えていない子も大騒ぎで捕まえようとしていました。

土曜日は、年長さんの行事『夜まで楽しい会』がありました。
水遊びあり、スタンプラリーあり、物作りあり、お店屋さんごっこあり、キャンプファイヤーに花火にゲーム遊びに先生の出し物に…。
例年と違って園外に出たり泊まったりがなかったからこそ、自分たち以外誰もいない園で、思いっきり遊んで、考えて、夜まで楽しく過ごすことができました。

昨日はまた大雨で、小学校はお休み。園は警戒レベル3が出ていなかったので通常開園でしたが、お休みの子もちらほら。
とはいえ保育時間には雨もあがり、園庭にはここぞとばかりに子どもたちの姿が。
年少さんは裸足で雨上がり散歩。テントから落るしずくに打たれたり、水たまりに入ったりして“今日この日”の環境を楽しんでいました。
それと入れかわりに、お泊り保育ならぬ「夜まで楽しい会」を週末に控えた年長さんが園外から帰ってきました。キャンプファイヤー用の薪（枝？）を拾ってきたそう。
トンボに誘われたり水たまりに立ち寄ったりしながらも、濡れた枝を乾かしてビッグイベントの準備にいそしんでいました。

乳児さんは“食事”と“睡眠”が安定してくると、「慣れてきてくれたかな？」と、ほっとします。このお部屋は7月に新入児さんが入ったのですが、みんなぐっすりでした。
えらくバラバラに寝ていますが、感染症以前からこのスタイル。距離をとったり間に棚や障害物を挟むことで、周りが気になりにくく入眠がスムーズに。とくに乳児さんは敏感なのでこのようなスタイルになりました。
大人も、だだっ広い場所に寝かされるよりちょっと狭かったり壁のそばの方が寝やすいですよね。

障害物は、避けもせず（あるいはわざわざ）乗りこえるのが子ども。
1・2歳児のお部屋、ウレタンブロックの段差に色んな子が、のぼって・おりて・のぼって・上で遊んで・ジャンプしておりて・またのぼって…。
繰り返す動作は体が求めているんですね。室内でもしっかり体を動かして遊べるようにして過ごしています。
しばらく見ていると、ある男の子が段差をくずして・運んで・くずして・運んで…。
あっという間に元の形がわからなくなりました。彼の身体は担ぐ・運ぶの動きを求めていたのかな。（園長）

園長です。
朝の自由時間、年少さん数名が「からすのメモリー」というメモリーカードで神経衰弱を先生としていました。
遊び方は色々だけど、絵柄（ドイツのメーカーらしい）や種類もちょっと変わっていて眺めるだけで面白い。
難易度を下げるためカード枚数を減らしていますが、それでも「順番」に「めくって」、「同じ絵に気づく」ことはなかなか難しい。
少したってのぞきに行くと、カードが見事に整列！担任曰く、「まだゲームは難しかった子がきれいに並べてくれましたよ」。
すごい、裏表の向きも揃えて、上下も一列にぴしっと並んでいる。こういうのは『数学的センスの芽生え』といって…、つまり…えーっと…、すてきなことなんだよ。

先週半ばくらいから太陽を見てなかったような。ひさしぶりに晴れました。かえって暑いくらいでしたが、子どもたちもひさびさに思い切り遊べて楽しかったのではないかなと思います。写真は外で歌を歌う年中さん。

７日は朝７時時点で警戒レベル３が発令されていたため、自由登園とさせていただきました。２年前の豪雨災害があってから行政の警戒対応も強くなっていますが、本園も園児の安全を第一に考えつつ状況判断をしていきますので、何卒ご理解いただければと思います。