
「うめシロップのこおり、ぜんぶとけました」と、年長S組さんが教えに来てくれました。
私も見に行き、「ちょっと開けて匂いを嗅いでみようか」というと、大喜びでフタをあけて鼻を近づけたSちゃんが「くさい!!」と鼻をふさぎました。
勢いよくかいだから?イメージしていたのと違たから?とにかく本人はびっくり。
I君は「う~ん、うめぼしのにおい!」、別の子も「いいにおい」「すっぱい」と感想はそれぞれ。
「もう瓶を回さなくていいから、シロップに色がもっと着くまで待とう」という話をし、Sちゃんに「夜まで楽しい会で、飲もうかね」というと「のみたくない」。
笑いながら「そっかあ」というと、続けて「のみたいひとが、のむ」と言ってくれました。
自分の「飲みたくない」を大事にすることは、他の人の「飲みたい」を大事にすることにも繋がるね。そうやって自分の思いは自分で選んでいい、ということを、この子たちは知っている。

梅シロップを見にお部屋に入った時、瓶にたどり着く前にT君が「みてみてみて!」と飼育ケースを差し出してきました。
園庭で捕まえたコクワのお世話に一生懸命だったT君。今の小さなケースと環境がかわいそう、とお家からお世話セットを持ってきてくれました。その中にコクワを移し、嬉しそうに眺めてました。

「これ、じぶんでかいたんよ」とお手製の飼育ラベルも貼ってありました。雌雄も書いてあって、ばっちりじゃん!