きょう・きのう・おととい・・・ (園のせいかつ)
» 2021年6月

満足感を受け止める

2021/06/29

大型連休明けから、外遊び中の休憩・水分補給タイムを入れています。子どもたちもだいぶ慣れてきたようです。朝の外遊び中も、「休憩するよー」という先生の言葉に応え、廊下に集まる子どもたち。 年少さんたちにとっては“ヒマな時間”なようですが、年中・年長さんくらいになると意味もわかってくるようですね。

緊急事態宣言が明けた先週から、教育実習生の受け入れも始まりました。5月から来る予定であった実習生さんたちにとっては待ちわびた現場での実習。少しずつ緊張も解けて、子どもたちとの距離も縮まってきた2週目。

給食も終わったお昼寝前、お昼寝布団にボールを握りしめてやってきたNちゃん。「ボールお片付けしてから寝ようか」という先生の言葉を受け入れて、ぽいっと箱の中に投げ入れますが、箱の向こう側に落ちてしまいました。
でも本人は「できたー」と笑顔で満足気。見ていた先生は気づきつつも、その満足感を受け止めてあげて「できたね」と笑顔で応えたあと、そっと拾って納めていました。

関わりの証

2021/06/24

長雨はありませんが、晴天続きの中にたまに急な雨雲、という感じの今年の梅雨。でも、ここ数年は6月末ごろから7月にかけて豪雨が来るのがお決まりのようになっています。3年前の西日本豪雨も、6月末から7月にかけてでした。

園の設備も豪雨対策ということで雨どいのゴミ取りをしていると、背の高い脚立にやっぱり子どもたちが興味津々。 ついつい1・2段登ってみたYちゃん。さすがに危ないのですぐにおろされてしまいましたが、”ゴミ入れバケツを運ぶ”というお仕事を自分で見つけ、しっかりお手伝い。

園庭に置いてある年少さんの夏野菜たちも、ぐんぐん大きくなってきました。
手前の小さなトマト苗。実は、苗植えをしたすぐ後に、ある子がどうしても気にしてつついてしまった結果、折れてしまった苗です。先生が折れた枝を水さしで根だしして、土に植え替えてくれました。
「もう実はつかないかな」とはわかっていましたが、それでも、と色んな先生がお世話してくれています。
つついた苗は折れてしまったけど、その子がその子なりに自分から“関わろう”としてくれた嬉しい証が、並んで育っています。

余韻

2021/06/23

今日は年中さんがすぐ下のご近所さんの畑に。おたまじゃくしをすくいに行かせてもらいました。
この気温の影響か、すでにカエルになりかけているおたまじゃくしがたくさんいたようで、「カエルつかまえたよ!」と言いながら帰ってくる子も。

園庭では年少U組さんが水遊びをしていました。
最初は“ぱちゃぱちゃ”程度で、「かけないで!」と言っていた子もいたようですが、私が見に行ったころにはみんな泥んこになって砂場の中を転げまわっていました。
泥につかりながら「ここのみずは(ちゃいろだから)きたない」と言っていたTちゃん。次の瞬間には「これ、ぜんぶ、ちょこれーと!」と言い、その後は「おもちゃがいっぱいあるおふろ」になったようです。

おしまいの時間。徐々にシャワーを浴びてお着換えにうつる子がいる中、Hちゃんは泥んこに漬かってずーっとニコニコ楽しそう。先生も「そろそろおいでー」とは声を掛けますが、ぱっと全員を終わりにするでもなく、他の子のお着換えを手伝いながら見守っていました。
遊びには余韻が大切。しっかり余韻に浸れたHちゃんは、何度目かの言葉がけで自分からお着換えに行くことができていました。

なにより!

2021/06/21

今日は年少2クラスが水遊び。前後の着替えや遊びこむ時間を考慮すると、どうしても1日2クラスずつになってしまいます。 夏休みまでに、なるべくたくさんできるといいなぁ。
下園庭では水遊び用の噴水、ホース、水鉄砲でダイナミックな水遊びが大盛り上がり。

上園庭では、色水氷やカラ容器を使って、動きは少なくともこちらも大盛り上がり。
氷を必死に溶かそうとしたり、できた色水を容器にすくって眺めたり。
ペットボトルで色水をすくっては流し、すくっては流ししていたRちゃんが大きな声で一言「たのしい!!」
なにより!

色水氷をラッシュガードのポッケに入れて大事に持ち歩いている子も。宝石みたいにきれいだもんね。
でも、さすがにそれは冷たくないかい?

水遊び後は、水着を脱いできれいな流水で体を流します。「じぶんでぬげるよ!」と自信満々にいう様子を見て、生活力が育ってきているのを感じます。

このはの時間

2021/06/18

このはの時間(延長保育)、お部屋をのぞいてみると部屋の隅でピクニックをしていました。レジャーシートを敷いて、お弁当も作って、シューズもちゃんと脱いでます。お弁当もコップもちゃんと二人分。

こちらの子たちはトミカを走らせているのかな?と思ったら、みんな自作の車を走らせていました。
“作ることが遊び”だけでなく、”作ったもので遊べる”ようになる年中さんならではの楽しみ方でした。

私がお部屋にいる間、私のカメラに反応することもなく、もくもくとレゴで遊んでいたT君。遊ぶ=ニコニコ楽しそう なイメージもありますが、遊びとは『自ら始めて、熱中できること』なので、まさしく”遊んで”いました。

たっぷり自分の遊びを楽しんだ後、お迎えに来てくれたお母さんに“楽しんだよ”を見てもらっていました。「これ作ったの?すごいじゃん!」とそれを受け入れてくれたお母さん。そんな場面をこっそり激写。(掲載許可はもらいました)

お片付けも楽しい

2021/06/17

蒸し暑いですが、日差しは柔らかい午後ですね。外遊びに行く年少U組さん。「準備できた?おいでー」と先生が声をかけ、先に準備完了している子たちも一緒に「おいでー」と呼び掛けていました。

下園庭では別のクラスの子たちも遊んでいました。ラインで引いたコースの上を走り、三角コーンで見事ターン。バイクやスクーターもすっかり乗りこなせるようになった年少さん。

年長さんクラスで大人気のダンボールレンガブロックを、この度大量購入。
組み立て式なので、少しずつ組み立てていっていて、まずはいの一番に「ほしいです!」と表面した年中F組さんへ。
見に行った時はもうお片付けになっていましたが、片付けるだけでも「みて!こんないっぱいもてるんよ!まだもてるよ!」「ちゃんときれいにいれんにゃあはいらんじゃん!」「わたし4コもてた」と、大賑わいでした。
片付けも楽しめるだなんて、道具が優れているのか。いや、なんでも楽しめる子どもたちの力か。

選んでいい

2021/06/16

「うめシロップのこおり、ぜんぶとけました」と、年長S組さんが教えに来てくれました。 私も見に行き、「ちょっと開けて匂いを嗅いでみようか」というと、大喜びでフタをあけて鼻を近づけたSちゃんが「くさい!!」と鼻をふさぎました。
勢いよくかいだから?イメージしていたのと違たから?とにかく本人はびっくり。
I君は「う~ん、うめぼしのにおい!」、別の子も「いいにおい」「すっぱい」と感想はそれぞれ。
「もう瓶を回さなくていいから、シロップに色がもっと着くまで待とう」という話をし、Sちゃんに「夜まで楽しい会で、飲もうかね」というと「のみたくない」。
笑いながら「そっかあ」というと、続けて「のみたいひとが、のむ」と言ってくれました。
自分の「飲みたくない」を大事にすることは、他の人の「飲みたい」を大事にすることにも繋がるね。そうやって自分の思いは自分で選んでいい、ということを、この子たちは知っている。

梅シロップを見にお部屋に入った時、瓶にたどり着く前にT君が「みてみてみて!」と飼育ケースを差し出してきました。
園庭で捕まえたコクワのお世話に一生懸命だったT君。今の小さなケースと環境がかわいそう、とお家からお世話セットを持ってきてくれました。その中にコクワを移し、嬉しそうに眺めてました。

「これ、じぶんでかいたんよ」とお手製の飼育ラベルも貼ってありました。雌雄も書いてあって、ばっちりじゃん!

自分のために

2021/06/15

早朝保育のI組さんからお部屋を移動する幼児クラスの子たち。えっちらおっちら絵本のたくさん入ったカゴも、一緒にお引越ししていました。
自分たちが使ったものを、自分たちで移動させる。その先でまた自分たちが使うために。誰かのためのお手伝いではなく、自分のための行為。

去年から中央階段に燕が巣を作っています。
こちらも、「まぁ1世帯なら・・・」と見守っていましたが、なんと今年はもう2世帯増えそうな気配がして、あわてて対策をしています。
できれば鳥世界の子育て支援にも貢献したいけど、なにぶん場所がねぇ・・・。落ちてくるフンや泥を避ける余地のない階段に作ってもらっては、なかなか応援できません。
軒下とか、もっといいとこあったでしょ。

人も環境

2021/06/14

今日は朝から蒸し暑い日です。朝の合同保育中にI組さんをのぞいてみると、みんなで水分補給をしていました。
まだ自分から喉が渇いたということに気付きにくい年齢の子たちが集う保育施設なので、大人から積極的に促していきます。
うちでは『先生も一緒に水分補給』を推奨しています。お茶とコップが置いてあるより、先生や親が水分補給をしているのを見る方が「じぶんも!」となりやすいです。人的環境も大きな要素です。

梅雨も雷雨予報もどこへやら。梅雨の合間の晴れ間にしては多すぎる晴天続きで、水遊びも中止にならず順調にできています。
水鉄砲で水をかけあったり、ぞうさんのスプリンクラーで水から逃げたり、先生に水をかけられたり、かけたり。
ただそれだけなのに、必ずセットで“園庭を思いっきり駆け回る”がついてくるのが子どもたちの仕様。

寄付をしていただいたハンカチは、子どもたちのお洗濯遊びに大活躍。ありがとうございました。
ハンドタオルよりハンカチーフのほうが乾きが早いので、洗って・干して・取り込んで、までできそうかな?
洗濯物が地面に落ちてしまい、「あ~、つちがついちゃった」と言いながらもう一度洗いに行っている子も。これも人的環境のたまものかな。

すてきなおうち

2021/06/11

用事があって年長このは組をのぞくと、M先生が微笑みながら「見てもらったら?」と子どもたちに声をかけます。私はわくわくしはじめます。こういうときは、すごくおもしろいものが見られるとわかっているからです。
子どもたちに案内されて進むと案の定、びっくり、見事な人形のおうちが。
トップページの写真の全貌は実はこうでした。
アップになっていた手前のものは、おふろ。この写真だと左上になってます。よく見てください、シャワーつきです。シャンプーボトルとカラフルなタオルもあります。リビングの丸テーブルの上にあるのはスマートフォン。ん、タブレットだったかな?カバンかけらしきものもありますね。しっかり生活感があります。うーん、感服。
「すごいね・・・まだ進化しそうな感じじゃねぇ」と私が言うと、さっそくタオルハンカチを持ってきて壁紙のように掲げだす子どもたち。なんとすばらしい発想。これはまた見に行かないと・・・。
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