
今日はギリギリセーフな天候の中、年少さんの遠足ごっこでした。
目的地はすぐ近くの畑ですが、自由に野原で遊ぶ時間をとって思いっきり楽しみました。
栽培中の夏野菜を守るのに何度も冷や冷やしましたが、子どもたちは梅の実を拾ったり草花を摘んだり虫を追ったりそれぞれの興味の赴くままに過ごしました。
野の花を摘んで「これなに?」との質問に、その場でポケット図鑑で調べてみる。すると次々に「これは?」「じゃあこれは?」と質問攻め。
1人の興味関心にその場で応えようとする姿勢が、周りの子の好奇心を育てていきます。

畑の下の方には梅の木もあり、この雨風で小さな実や大きな実がたくさん落ちていました。Rちゃんは手に持ちきれないほど拾い、「もってかえりたいの。でもポッケがないの」。

野原遊びを楽しんだ後は、園に戻って下園庭でお楽しみのお弁当。
芝生もちょっと湿り気味なので、園の大きなブルーシートを敷いてクラスごとに食べました。
たくさんの品数がつまったお弁当を前に「わぁ!」と言った後、どこからどう手を付けていいのかわからない子も。「食べたいものから食べていいんだよ」と言って1つフォークで刺してみると、そこからはパクパク食べ始めました。

海外生活が長かったK君。地べたに座ってお弁当というのがイメージし難かったのか、お弁当を前に寝転んだり首を傾げたりでなかなかフォークが進みません。
園庭遊具の机とイスを持ってきてみるとしっくり来たのか食べ始めました。
1人ひとり、経験も文化も思いも違うからこそ、ここにみんなで集う意義がある。それは“多数・当たり前”に合わせるということではない。

お弁当時間も終盤。ぽつぽつと雨が降り始めました。
ギリギリセーフ?で遠足を終え、おやつはお部屋で食べました。
「2つだけ食べて、あとはお家に持って帰ってね」とのことで、お菓子と一緒に遠足気分も持ち帰ってもらおう。