きょう・きのう・おととい・・・ (園のせいかつ)
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今年の梅

2021/05/31

先週、年長さんが畑にある梅の木からたくさんの青梅を取ってきてくれました。なんと8キロ近くも!
今年はこれで梅シロップを作ろうかと思っていましたが、(私が)のんびりしていたので、週末に慌ててヘソ取りとあく抜きをしました。計画的にやっていれば、ヘソ取りも子どもたちにお願いしたかった・・・。反省。

漬けたあとの面倒は子どもたちに見てもらいたかったので、漬けるところも見に来てもらいました。始める前は、ビニール手袋をしている先生達を見て「これから、歯科検診?」と心配している子も。
氷砂糖と冷凍した梅を交互に重ねていき、大きな瓶に5つもできました。
漬け終わった瓶を子どもたちの近くに置くと、小さな輪がいくつもできていました。

約束を3つ伝え、梅仕事の仕上げは子どもたちにお任せ。
1:暗くて冷たい場所を探して瓶を置くこと 2:1日に1回、瓶を3回まわすこと 3:氷砂糖が全部溶けたら、教えにきてほしいこと
「3番までいったら、梅ジュースを飲む日を決めようね」と伝えましたが、3番のあとに最後の『ただ見守る』時間があることを、子どもたちはまだ知らない。
『決めようね』だからね。飲めるとは言ってないぞ。

はらぺこあおむし

2021/05/28

今日は月に1度の避難訓練。先月は4月ということもあり、室内での身の安全確保の練習だったので、今日が初めての避難場所への移動訓練。
年齢が低いクラスの子たちは、やはり不安そうな表情だったり泣き出したりする子もいましたが、“もしも”の時のための大事な練習。
保育施設では主に大人がいかに子どもたちを守れるかの訓練ですが、子どもたちも先生の真剣さにしっかりついて行ってくれていました。

昨日届いた訃報、絵本作家エリック・カールのことを、子どもたちもニュースで知っていたようで話題にしていました。
そんな話を先生が聞き、じゃあ今日の絵本ははらぺこあおむしにしようか。と、手作りのパペットを使って外での読み聞かせになりました。
絵本大好きで読み聞かせボランティアもしている主任も参加し、食べ過ぎたり太ったり大変身したりするあおむしに大盛り上がりの子どもたちでした。

遊びつくす

2021/05/27

雨の今日、2歳児R組さんが絵の具でスタンプ遊びやぬたくり遊びをしていました。
絵の具は、量が足りないと線がかすれる。量が多いと垂れる。そんなことも先生から教わるのではなく、経験から教わってくれればいいな。
するとやっぱり、注ぎ足してもらった絵の具ビンに勢いよく筆をつけて線を引くと、たらたらと絵の具が垂れてきてびっくりする場面も。傍にいた私の顔と、絵の具だまりを交互に見比べていたので、「垂れてきたね」とだけ言うと、少しだけ頷いてまた描きだしました。

もう1つの机では、絵の具をスポンジに含ませてスタンプ遊び。ブロックやタンポで机いっぱいの模造紙に押していました。
T君は自分の手をスポンジに押し付けてぺったん。それだけでは飽き足らず、容器からスポンジを取り出して、スポンジでぺったん。
最終的にはスポンジを絞って絵の具を出そうとしていました。遊びつくすとはこのことよ。

ところかわれば

2021/05/26

1歳児の二人が遊んでいるのはくまさんのヒモ通し。同じものが年少さんのお部屋にもあります。
年少さんはヒモ通しとして遊ぶのがメインですが、1歳児さんたちはヒモ通しはまだできません。フタに穴をあけて、ぽっとん落としとして使っています。
クマさんの厚みやサイズがちょうどいいのか、大人気のぽっとん落としです。
所変われば品変わる。

自分の関心の赴くままに動いているのか、

はたまた、先生が一本橋を作ってくれるマネをしているのか、

ともかく、自分で自分を取り巻く環境を整えるというのは、素晴らしいことです。

人集り(ひとだかり)

2021/05/25

園庭を歩いていると、“ひとだかり”によく出会います。
今朝は、砂場遊びのお水をタライにはっている様子を見守るひとだかりと、

クモを捕まえるのをみんな固唾をのんで見守っているひとだかりと、

ハンミョウが芋虫を食べているのを見守っているひとだかり。
人だかりって、みんなで何かを見守っているからできるんですね。

園庭の隅にあるブルーベリーに実がつき始めたのに気が付いたのは、年少さん3人組。
認定こども園になった年にPTAさんから寄贈していただいた木と、その数年後にある卒園児の保護者の方から寄贈していただいた木が、2本並んで植わっています。
こちらは人だかりはできておらず、見つけた子たちだけでひっそり楽しんでいました。

さて、昨日年中K組さんで見つけた壁際の建造物。
気になって見に行ってみると、おお!建築が進んでいました!
ここに三角を置いたら、ちょうどここの高さに収まる!と気が付いた時の喜びはいかほどだったのか。
三角屋根?が高低差がついて3つ並んで・・・。これはただ積んで収めただけじゃないぞ。
確実にこのクラスに未来のガウディがいるぞ。

遊びの痕跡

2021/05/24

園内行事でも密を避けるため、クラスごと・学年ごとの行事が増えました。
今日は年少さんと年中さんがこどもの集い。みんなが作ったこいのぼりをクラスで見合いっこしたり、子どもの日の由来などを話したり、かしわもちを食べたり。
小規模にはなってしまいますが、特に年少さんは、子どもたちの様子を見ながら進められるメリットを感じています。

廊下の前に、年少さんたちが植えたトマトときゅうりの苗がおいてあります。
事務所のU先生がネットを付けてくれて、本格的にお世話のはじまり。
『収穫して、食べる』と、活動の終わりがわかりやすいので、年少さんの食育にはうってつけな野菜の栽培。

ブログ更新のためにカメラを持ってウロウロしていると、すれ違う先生が「〇組は■してますよ」と色々教えてくれます。 今日は主任からの情報提供で、年長さんの文字練習も見に行きました。みんな集中しながらも、楽しそうに書いていました。

ところで、お部屋に入るとどうしても気になってしまうのが、子どもたちの遊びの痕跡。
みんなは今なにして遊んでいるだろう、とついつい写真を撮ってしまいますが、子どもたちが写っていないのでブログでの採用率は低め。

でも、年中K組さんのこれはおもしろくて最高でした。手前の勇ましいダンプカーと、壁際に作られた立派な建造物(?)。
ダンプカーの地面も絶妙なバランスで積まれていますが、“積み上げること自体が純粋におもしろかったんだろうなぁ”と見ただけでわかる壁の積み木!
子どもって本当に、なんでこんなに面白いことができるんだろう。
“楽しい”を自分で作り出せる子たちなんだな、と何枚も何枚も写真を撮ってしまいました。

自由の中で育つもの

2021/05/21

1歳児のS君、2歳児のAちゃんが遊んでいるカースロープに興味があったのか、Aちゃん自身が気になったのか。後ろからじっとAちゃんを見ていました。それに気づいたAちゃん、むっと口を横に結んだまま動かなくなってしまいました。

むっとしたままカースロープで遊びだしたAちゃん。シャーッと坂道を走る車を見て、S君は大喜び。自分も手を伸ばしやってみようとしますが、うまく走らせることができません。
Aちゃんは、無言のままS君の車も走らせてあげました。S君、もっと大喜び。それを見て、Aちゃんもパッと笑顔になり「もういっかい?」「やってあげる」と言いながら、二人で遊び始めました。
自由な関わりやその子の興味のある遊びを通して、自分の心や好奇心が育っていることが感じられる場面でした。

今朝まで警戒レベルが出るほどの大雨でしたが、雨はやんで2歳児さんは外遊び。外に置いていた遊び道具の水切りカゴのふたをあけると、いっぱいの雨水が!
スコップで必死に水をすくう姿を見て、先生が差し出してくれたペットボトルの容器は、穴の開いたペットボトルシャワーでした。
それに気づいた瞬間、本人も周りの子も目を輝かせて泥水をシャワー。
「やめて!汚れる!」ではなく、「お着換えあったよね」と話す先生たちに見守られ、素敵な遊びに夢中になっている子どもたちでした。

遠足のはじまりは

2021/05/20

遠足3日目でやっと年長さん!な今日、朝から雨で園内遠足に切り替え。
子どもたちはどうだろう、と気になって朝のお部屋をのぞいてみたらおやつを配っているところでした。
雨とはいえ、「これ、おもちゃじゃないよ。しきものじゃけんね」「ぼくのおやつ、いつ?」と、とっても元気な様子に一安心。先生も「お弁当もってきた?どんなの?」「今日楽しみだね~」と遠足気分を盛り上げてくれていて、“いってきます”からが遠足じゃないぞ!という思いがあふれる時間でした。

『子どもたちは、現実と空想を自由に行き来できる』ということをよく知っている先生たちのリードで、行きはバスにのって年少前という道を通り、公園という名のホールについて、空想の芝生の上で思いっきり遊んだり寝転んでみたり。

好きな場所でお弁当とおやつを食べた後は、なんと飛行機に乗って園へ帰って行きました。
楽しさと、ときどきおかしさが効いた雨の日の特別遠足。
子どもたちはいつだって目の前の今を思いっきり楽しめるってことを、忘れちゃいけない。

おや?からの快晴

2021/05/19

天気予報は曇りなのに、ぽつぽつと降る雨が不安をあおった今日。「ぜったい行きます!」と担任の強い思いのもと、曇天模様の中、元気よく遠足に出かけた年中さん。
行き先は龍王山公園の展望台。公園にはいったことあるけど、展望台は初めてという子も多く、道々に咲く花や木の実に心奪われ、虫におののき、飛行機雲を仰ぎ見ながら、下山のころにはすっかり快晴。
蒸し暑さで表情は険しいですが、みんな「ヤッホー!」と元気よく叫んだ後です。

展望台に1つだけベンチセットが。疲れたみんなはすぐ座って、「ここでおべんとうたべたい」「おなかすいた」と口々に言います。T先生が「そうだね、ここで食べたいよねー」と言いながら、♪お弁当箱 の手遊びをしてくれました。
たとえかなわぬ願いでも、身近な大人が思いに寄り添ってくれるということは、本当にありがたい。
みんなも一緒に歌い、お弁当への期待を募らせて下山。

園に戻って、お待ちかねのお弁当。すっかり晴れて暑いくらいの中、持ってきたシートを広げていただきます!

お弁当を食べた子から遠足のおかしを食べて、楽しい遠足になったかな?

ギリギリセーフ

2021/05/18

今日はギリギリセーフな天候の中、年少さんの遠足ごっこでした。
目的地はすぐ近くの畑ですが、自由に野原で遊ぶ時間をとって思いっきり楽しみました。
栽培中の夏野菜を守るのに何度も冷や冷やしましたが、子どもたちは梅の実を拾ったり草花を摘んだり虫を追ったりそれぞれの興味の赴くままに過ごしました。

野の花を摘んで「これなに?」との質問に、その場でポケット図鑑で調べてみる。すると次々に「これは?」「じゃあこれは?」と質問攻め。
1人の興味関心にその場で応えようとする姿勢が、周りの子の好奇心を育てていきます。

畑の下の方には梅の木もあり、この雨風で小さな実や大きな実がたくさん落ちていました。Rちゃんは手に持ちきれないほど拾い、「もってかえりたいの。でもポッケがないの」。

野原遊びを楽しんだ後は、園に戻って下園庭でお楽しみのお弁当。
芝生もちょっと湿り気味なので、園の大きなブルーシートを敷いてクラスごとに食べました。
たくさんの品数がつまったお弁当を前に「わぁ!」と言った後、どこからどう手を付けていいのかわからない子も。「食べたいものから食べていいんだよ」と言って1つフォークで刺してみると、そこからはパクパク食べ始めました。

海外生活が長かったK君。地べたに座ってお弁当というのがイメージし難かったのか、お弁当を前に寝転んだり首を傾げたりでなかなかフォークが進みません。
園庭遊具の机とイスを持ってきてみるとしっくり来たのか食べ始めました。
1人ひとり、経験も文化も思いも違うからこそ、ここにみんなで集う意義がある。それは“多数・当たり前”に合わせるということではない。

お弁当時間も終盤。ぽつぽつと雨が降り始めました。
ギリギリセーフ?で遠足を終え、おやつはお部屋で食べました。
「2つだけ食べて、あとはお家に持って帰ってね」とのことで、お菓子と一緒に遠足気分も持ち帰ってもらおう。
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