
絶好の曇り天気の中、今年度の年中・年長さんのうんどう会が行われました。

年中さんは夏前から根強いブームの“斜面”。お部屋遊びのピタゴラスイッチからの水遊びで“とい”が登場し、ついにはうんどう会の競技にまで使用されました。
子どもたちの遊びから生まれた競技をご家族みんなが応援してくれているのが、不思議なようで、感慨深い。

年長さんは“親子競技”ではなく、当日呼び掛けた大人VS子ども競技でつなひきをしました。
予想に反してに男性ばかりが集まったので、人数を急遽調整。この“当日呼び掛け”はライブ感があってかねてよりやってみたかったのですが、今年やっとできました。
大人チームは片手で余裕があるように見えますが、男性なので利き手とは逆の片手という大ハンデを負っていて、拮抗した好試合でした。

年長リレー。段差をなくすために砂で埋めた場所が、力強い踏み込みで逆に足を取られてしまうということがありました。
「あ!」と思いながらも見ていると、足を取られた子を見てスピードを緩める子、バランスを崩しても踏ん張る子・・・。
転んでもよろけても、それでも投げ出さない子どもたちは、いつの間にか『こんな子に育ってほしいな』という園の思いそのままに育っていってくれているように思えました。
子どもたちの力がしっかり出せるように準備していても、やはり当日ならではの思いもよらないことは起こります。そして子どもたちも、普段は勝ち負けに感情が大きく揺さぶられてしまうことも多いのに、今日は「つぎがんばればいいんよ」「バルーンをしっかりしようやぁ」と子ども同士で声を掛け合い気持ちを立て直していました。
大人は、『失敗のないステージ』は用意はできないけれど、『失敗を受け止められる環境』は用意できる。今日上手くいかないことがあったとしても、今日の結果や成果が全てじゃないから。

終了後のテント片付けもですが、事前の環境整備にもたくさんの保護者の方がお手伝い頂きました。
ありがとうございました。
(※写真は事前の環境整備)