東広島市の取り組む「5つの力を育む魅力ある保育環境づくり」の一環で、先生たちが『子どもたちが育ち合うためにこんな環境にしていきたい』と話し合いをしていました。
今日は話し合いから出た『こんなものがほしい』を実際に自分たちで作る園内ワークショップ。スライド丸ノコで木材を切る先生の真剣さに、ギャラリーも固唾をのんで見守ります。
園内ワークショップですが、お隣の中黒瀬保育所の先生が助っ人に来てくれました。
既に色々と環境整備を進めている保育所の先生たちだから、自分たちで環境を整備することの大切さと大変さの実感があるのでしょうね。これから踏み出そうとしている私たちの背中を押しに来てくれた感じで、心強い。
自前でグラインダーを買ったというK先生の工具の使い方アドバイスが「へー!」「なるほど!」と次々ヒットしていました。
平日なので、時間の取れる先生が入れ代わり立ち代わりで、ちょっとずつでも自分たちで手を動かしました。
それを見ていた子どもたちは、いつの間にか周りに古タイヤを運び込んで特別観賞席を作っていました。こちらも入れ代わり立ち代わりですが、中にはずーっと見ている子も。
結局時間をオーバーして、でもできあがった園庭のお家。段ボールで作った試作品からちょっと改良して、大きさや支柱を調整。
自分たちで作ったから、「ここはちょっと弱いんじゃない?」「じゃあ支えをつけましょうか」と改良・修繕も自分たちで考えてできます。
先生たちお疲れさまでした。子どもたちがどう遊んでくれるのか、それが何より楽しみです。
2/25 自分たちで環境整備
2022/02/28
2/22 大事にし方
2022/02/22
砂場のバケツの中に、大きな分厚い氷がはっていました。
それを、大事そうに持ち歩いてるかと思ったら、地面に置いて力いっぱい踏みつけて、こなごなにした上に砂をかけて・・・。
こんな“大事にし方”も、ある。
それを、大事そうに持ち歩いてるかと思ったら、地面に置いて力いっぱい踏みつけて、こなごなにした上に砂をかけて・・・。
こんな“大事にし方”も、ある。
2/19 お別れ遠足
2022/02/19
年長さんのお別れ遠足は雪の中となりました。
黒瀬にある登り窯“保田窯”さんにお伺いして陶芸体験。アトリエに向かう前にその大きな窯がお出迎え。
「ほら、薪があるよ!」
「せんせい、あれは“まるた”よぉ!」
アトリエではご夫婦の陶芸家 中屋さんが迎えてくださいました。
「言ってもわからないかもしれないけど」と前置きしつつ、粘土について子どもだましでない丁寧な説明もしてもらえました。
「この土は、だいたい7千年前の土で・・・」
大人が真剣に話していると、子どもだって真剣に聞く。
中屋さんご夫婦からの手ほどきを受けながら、自分のイメージしてきた作品を作り上げたり、途中で「やっぱ〇〇つくりたい」と思いが変わったり。
園の粘土より柔らかいので子どもたちもどんどん思いを形にしていっていました。体験時間は2時間ありましたが、1時間程でみんな完成。アトリエの裏にある古墳にも行き、雪も強くなってきたので予定より30分程度早めに園に戻りました。
園に戻ってお弁当を食べたあとは、ホールでみんなで身体を動かして遊びました。
雪のため1時間ほど繰り上げて遠足終了となりましたが、無事最後の遠足を経験することができて本当に良かったです。
黒瀬にある登り窯“保田窯”さんにお伺いして陶芸体験。アトリエに向かう前にその大きな窯がお出迎え。
「ほら、薪があるよ!」
「せんせい、あれは“まるた”よぉ!」
アトリエではご夫婦の陶芸家 中屋さんが迎えてくださいました。
「言ってもわからないかもしれないけど」と前置きしつつ、粘土について子どもだましでない丁寧な説明もしてもらえました。
「この土は、だいたい7千年前の土で・・・」
大人が真剣に話していると、子どもだって真剣に聞く。
中屋さんご夫婦からの手ほどきを受けながら、自分のイメージしてきた作品を作り上げたり、途中で「やっぱ〇〇つくりたい」と思いが変わったり。
園の粘土より柔らかいので子どもたちもどんどん思いを形にしていっていました。体験時間は2時間ありましたが、1時間程でみんな完成。アトリエの裏にある古墳にも行き、雪も強くなってきたので予定より30分程度早めに園に戻りました。
園に戻ってお弁当を食べたあとは、ホールでみんなで身体を動かして遊びました。
雪のため1時間ほど繰り上げて遠足終了となりましたが、無事最後の遠足を経験することができて本当に良かったです。
2/16 試作品パート2
2022/02/16
園庭環境整備の試作品パート2が、乳児さんの砂場にできました。乳児さんがどんなふうに遊ぶかな・・・と思っていると、黄色帽子の年長さんが。
普段はこっちの砂場には近づかないのに、もう1つのお家では年少さんたちが遊んでいたので、“こっちにもあるじゃん”ということなのかな。
今日はまだ乳児さんが外に出てきていない時間だったけど、いつのまにか“年齢関係なく一緒に遊んでいる”になっていくのかな。
楽しみだなぁ。
普段はこっちの砂場には近づかないのに、もう1つのお家では年少さんたちが遊んでいたので、“こっちにもあるじゃん”ということなのかな。
今日はまだ乳児さんが外に出てきていない時間だったけど、いつのまにか“年齢関係なく一緒に遊んでいる”になっていくのかな。
楽しみだなぁ。
2/14 自分で広げる
2022/02/15
保育室・園庭をもっと楽しく、子どもたちが遊びに夢中になれるような“環境整備”。子どもたちの遊びを見ていて、『砂場の近くにお家が欲しい』という声が先生からあがってきていました。
こんなかんじかな?と段ボールで作った試作品を置いてくれたY先生。急ごしらえですが、布の屋根もいい感じ。
何して遊んでいるのかな?と覗いてみると、「これは、ふね」「あ!あっちにサメがいるぞ!」「それー!いけー!」と、船遊びで大盛り上がり。
「それ、船なの?」と聞くと、「だって、ふねって、こんなんじゃろ?」と返事。そうかぁ、そうかもね!
あんまり“これはお家です!” “おままごと遊びにどうぞ!” っていう感じじゃない方が、子どもたちの遊びの世界は広がるみたいですね。
ふと見ると、砂場じゃないところで砂場の道具を使っている子も。『これを使って、ここで遊びたい!』の理由があったんでしょうね。いいね!
こんなかんじかな?と段ボールで作った試作品を置いてくれたY先生。急ごしらえですが、布の屋根もいい感じ。
何して遊んでいるのかな?と覗いてみると、「これは、ふね」「あ!あっちにサメがいるぞ!」「それー!いけー!」と、船遊びで大盛り上がり。
「それ、船なの?」と聞くと、「だって、ふねって、こんなんじゃろ?」と返事。そうかぁ、そうかもね!
あんまり“これはお家です!” “おままごと遊びにどうぞ!” っていう感じじゃない方が、子どもたちの遊びの世界は広がるみたいですね。
ふと見ると、砂場じゃないところで砂場の道具を使っている子も。『これを使って、ここで遊びたい!』の理由があったんでしょうね。いいね!
2/12 体験を通して心が動く
2022/02/14
3連休中日の土曜日。午前中は土曜保育、午後は市保連の研修会がありました。
今回の講師の先生はEテレの『すくすく子育て』にもよく出演されている柴田愛子先生。コロナ以降すっかり定着したオンライン研修で、主任二人と参加しました。
著書も多く、現在では保育歴50年を迎えた先生が、
「10年保育を勉強しても、全然わかんかなったのよねぇ」と、あっけらかんと言われていたのが印象的でした。
ご自身が運営されている保育施設“りんごの木”での実際の保育エピソードも交えて、先生が大切にしておられる『子どもの心に沿う』ということの意味や大切さをたくさん話していただきました。
「子どもでも大人でも、体験を通して心が動くのよね。
体験を通さず、効率よく、無傷で育つ ということは、ないのよ」
お話はとても面白く、たくさん笑って、とにかく元気が出た内容でしたが、とても心に残った言葉でした。
今回の講師の先生はEテレの『すくすく子育て』にもよく出演されている柴田愛子先生。コロナ以降すっかり定着したオンライン研修で、主任二人と参加しました。
著書も多く、現在では保育歴50年を迎えた先生が、
「10年保育を勉強しても、全然わかんかなったのよねぇ」と、あっけらかんと言われていたのが印象的でした。
ご自身が運営されている保育施設“りんごの木”での実際の保育エピソードも交えて、先生が大切にしておられる『子どもの心に沿う』ということの意味や大切さをたくさん話していただきました。
「子どもでも大人でも、体験を通して心が動くのよね。
体験を通さず、効率よく、無傷で育つ ということは、ないのよ」
お話はとても面白く、たくさん笑って、とにかく元気が出た内容でしたが、とても心に残った言葉でした。
2/10 ほっとした
2022/02/10
今日、最後のクラスのうたの会(無観客)ができました。撮影したビデオは今から準備して公開なので、保護者の方にはもう少々お待ちいただきます。
無観客開催が決まり、それも延期になり、どうなることかと思ったのは大人だけではないと思います。各クラス、本番が終わると子どもたちもほっとしたような表情が見えて、こちらも思わず表情が緩みます。
無観客開催が決まり、それも延期になり、どうなることかと思ったのは大人だけではないと思います。各クラス、本番が終わると子どもたちもほっとしたような表情が見えて、こちらも思わず表情が緩みます。
2/9 見てもらいたいのは
2022/02/09
今日は年中さんと年長S組さんのうたの会(無観客)。
「今日がうたの会なんだよ」という先生に、「うん、ほんばんよね」とこたえる子どもたち。
お客さんがいる・いないじゃない。自分たちが“本番”と意気込むこの発表が、“ほんばん”なんだよね。
無観客のビデオ配信なので、いってしまえば何度だって撮りなおせる。でも、完ぺきノーミスパーフェクトな発表を見てもらいたいわけじゃない。どっちが『良い』『悪い』ではなくて、子どもたちの姿から“ここが成長したね” “ここを頑張ったね”を見付けていきたい。
ちなみに無観客の客席(?)はこんな感じです。
無観客開催も急遽決まったでので、プロの撮影の方々はそんな急なスケジュールをおさえることはできず・・・。でも、“この本番を撮り逃しちゃいけない”と、カメラ3台体制。
「今日がうたの会なんだよ」という先生に、「うん、ほんばんよね」とこたえる子どもたち。
お客さんがいる・いないじゃない。自分たちが“本番”と意気込むこの発表が、“ほんばん”なんだよね。
無観客のビデオ配信なので、いってしまえば何度だって撮りなおせる。でも、完ぺきノーミスパーフェクトな発表を見てもらいたいわけじゃない。どっちが『良い』『悪い』ではなくて、子どもたちの姿から“ここが成長したね” “ここを頑張ったね”を見付けていきたい。
ちなみに無観客の客席(?)はこんな感じです。
無観客開催も急遽決まったでので、プロの撮影の方々はそんな急なスケジュールをおさえることはできず・・・。でも、“この本番を撮り逃しちゃいけない”と、カメラ3台体制。
2/8 はじめての、でもいつもの
2022/02/08
今日は初めて“無観客”で行事を行いました。
無観客の会場はシーンとしていて、緊張しないような、いや、逆にドキドキするような・・・。
子どもたちにとってみれば、いつもの練習と同じ、自分たちだけ。
“お家の人に見てもらっている”という安心感は感じにくいですが、“いつもと同じ練習”と思えば普段の力をだせる、かな?
ステージ裏でも不安そうな顔をする子もおらず、リラックスした雰囲気で過ごせていました。
写り込んだらもう分けないな と思い、裏からしか見守れませんでしたが、「マスクだから」「無観客だから」といった大人の事情や思いは軽々飛び越えて、楽しそう姿が見れました。
朝、本番前の子どもたちを覗きにお部屋を回りましたが、どのクラスも構造遊びが「え!いつのまにこんなの作れるようになったの!?」とびっくり。
「これは、どうろ!」「じゅうたいしてる」、「おしろよ」「ちがう、みんなのおうち」とそれぞれにストーリーもあって、面白いなぁ。
無観客の会場はシーンとしていて、緊張しないような、いや、逆にドキドキするような・・・。
子どもたちにとってみれば、いつもの練習と同じ、自分たちだけ。
“お家の人に見てもらっている”という安心感は感じにくいですが、“いつもと同じ練習”と思えば普段の力をだせる、かな?
ステージ裏でも不安そうな顔をする子もおらず、リラックスした雰囲気で過ごせていました。
写り込んだらもう分けないな と思い、裏からしか見守れませんでしたが、「マスクだから」「無観客だから」といった大人の事情や思いは軽々飛び越えて、楽しそう姿が見れました。
朝、本番前の子どもたちを覗きにお部屋を回りましたが、どのクラスも構造遊びが「え!いつのまにこんなの作れるようになったの!?」とびっくり。
「これは、どうろ!」「じゅうたいしてる」、「おしろよ」「ちがう、みんなのおうち」とそれぞれにストーリーもあって、面白いなぁ。
2/3 焦らせなければ
2022/02/03
昨日やってきた鬼は、子どもたちと戦いながらいろんなものを落としていきました。腰ひも、腰巻、背負っていたお面。
子どもたちが園庭にたくさん落ちていたせんだんの実で豆まきをしていたので、先生がその落とし物たちを木に括り付けると豆まきごっこは勢いを増しました。
ある年少さんたちは、一生懸命鬼の鼻の穴や目に指を突っ込んでいるので「なにしてるの?」と聞いてみると、「なかにマメがはいっとるんよ」と真剣な顔。
豆は入っていませんでしたが、彼女たちの中で昨日の豆まきとなにか結び付いたんでしょうね。
こちらの子たちの持っているバケツの中も、せんだんの実でいっぱい。
年中さんの大繩を回していると、「わたしもまわしたい」「いや!せんせいにまわしてもらうの!」とケンカが勃発。
間に入ったしっかりもののNちゃんが「ケンカしたら、せんせいよぶよ!」とその場をおさめようとしますが上手くいかず。
「いいよ。お口でケンカすんなら、先生待ってるよ。」と言うと、Nちゃんは二人の顔を覗き込みながらゆっくりした口調で「〇〇ちゃんは、せんせいがいいんだって」「じゅんばんにやるのはどう?いや?」と、両者と話をつけれくれました。
待ってるよとは言いましたが、待たされた時間は1分もありませんでした。焦らせなければ、下手に手助けなんてしなくても、子どもたちは最善の方法を自分たちでとろうとする。
子どもたちが園庭にたくさん落ちていたせんだんの実で豆まきをしていたので、先生がその落とし物たちを木に括り付けると豆まきごっこは勢いを増しました。
ある年少さんたちは、一生懸命鬼の鼻の穴や目に指を突っ込んでいるので「なにしてるの?」と聞いてみると、「なかにマメがはいっとるんよ」と真剣な顔。
豆は入っていませんでしたが、彼女たちの中で昨日の豆まきとなにか結び付いたんでしょうね。
こちらの子たちの持っているバケツの中も、せんだんの実でいっぱい。
年中さんの大繩を回していると、「わたしもまわしたい」「いや!せんせいにまわしてもらうの!」とケンカが勃発。
間に入ったしっかりもののNちゃんが「ケンカしたら、せんせいよぶよ!」とその場をおさめようとしますが上手くいかず。
「いいよ。お口でケンカすんなら、先生待ってるよ。」と言うと、Nちゃんは二人の顔を覗き込みながらゆっくりした口調で「〇〇ちゃんは、せんせいがいいんだって」「じゅんばんにやるのはどう?いや?」と、両者と話をつけれくれました。
待ってるよとは言いましたが、待たされた時間は1分もありませんでした。焦らせなければ、下手に手助けなんてしなくても、子どもたちは最善の方法を自分たちでとろうとする。