
季節の節目である春分の日は、本園の子どもたちにとっても節目の日。

年長さんしか登園しない園に来て、“そつえんおめでとう”と書かれたロゼットをつけて、これから卒園式。

開場であるホールの前には、卒園児ワークショップでできあがった木製パーテーションもしっかり飾らせて頂きました。
開式前に保護者の方に向けて1年を振り返るムービーを見て頂きますが、その間に卒園児さんたちは入場準備をします。ドキドキとソワソワ。それは傍にいる担任も一緒。

卒園証書をお家の人に渡すときに伝える言葉、みんなで季節を振り返る言葉、そして年長さんとしての最後の言葉。
ぜんぶ子どもたちが考えたり、話し合ったりしてできあがったものです。
“そだててくれて ありがとう”という言葉を選んだクラスもあり、子どもたちの思いは園生活だけにとどまらないんだなぁと驚くとともに、静かで力強い優しさが育っていることに嬉しさを感じました。

クラスごとに開催するため、後半クラスの式が終わった後に“思い出タイム”という学年交流が持てる自由な時間。お互い緊張から解放された場で言葉を交わす担任と子どもたち。
本当に、みんな、いつの間にか大きくなったね。

今日はなんとかくもり程度で終えられましたが、地面は前日までの雨で泥っぽい。
そんな中で「汚れるから~」という声も聞こえたり、最後の思い出に漱石や鴎外に登る子もいたり。
“ぼくたちが遊んだ庭”との、名残惜しい別れお時間を過ごしていました。