
年少さんと年長さんが秋のどんぐり拾いに行きました。
先日、年少さんだけで秋遠足に行った時は“並んで歩く”はまだまだ難しかったのですが、今日は年長さんが一緒。何とも頼もしい!

どんぐりの実り具合は、正直イマイチ。今年は梅といいどんぐりといい、“生り年”ではなく“裏年”なんですかね?
子どもたちが主に拾っていたのは去年のどんぐりや、木の枝、木の実、そういえば栗を拾っている子もいました。

「どんぐりあった?」と聞くと、「あったよ!」と言って自作のどんぐりバッグを揺らして音を聞かせてくれました。
風流な知らせ方ですね。

夕方、真っ青なみかんを持って年長さんが事務所に飛び込んできました。
「I組さんがね、とっちゃったの、みかん。これむいてもいいか、きいてきたらって!」
なるほど、1歳さんが極々早生みかんを取ってしまったらしい。困ったNちゃんは、園庭にいる先生にどうしたらいいか聞いて回ったら「むいてみたら?」と言われたが、本当にいいのか自信が持てず園長まで聞きに来た、と。
美味しくても美味しくなくても、食べてみなきゃね。ということで「どうぞどうぞ」と背中を押すと固い皮に爪を立てて上手にむいていました。
園庭から動向が気になっていた子たちも集まってきた。

「たべていいの?」
「いいんじゃない。食べるんなら先生も1コ食べたい」
「みんなのぶんは、ないよ?」
「近くにいる子だけでもいいんじゃない?気になるなら、独り占めはせずに1人1コずつ食べて、残ったのを他の子にあげたら?」
その提案が自分の中で納得できたのか、自分と、私と、周りにいる子に配って、余ったいくつかを「Kせんせいにもあげる」、「したえんていにいるこにもあげよう!」ときちんと分配していました。
お味はどうか?この笑顔が答えです。(つまり、なかなか美味しかったのですよ)

しかし、これで一気に下園庭に植えてある青いみかんの注目度が高まってきました。
立札には写真とともに「これくらいおれんじになるまで、とらないでね」と書いてありますが、さていくつ残るかなぁ?