おにのわすれもの

節分のときにやって来た鬼の忘れ物が二つあります。一つは近くの薮の木の枝にマフラーのような布が引っ掛かっています。もう一つは写真のようにフェンスにヒモが掛かっています。いろんな子がやって来てこれは鬼のものだ、と言いながら触ったり、臭いを嗅いで、節分のときのあの鬼のことを思い出しています。鬼がこの忘れ物を取りにまたやってくるかもしれないよ、と言うと、恐がってしまう子もいます。こんな小さな布で、みんなの心の中に鬼のことが思い出としてずっと残ります。

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